大正末期、西宮から神戸に水道管が通され、それに沿うように畑原東から稗田を通る道ができた。それにともない、人が集まるようになり、やがて商店街へと発展していった。水道筋は、市内屈指の規模を誇る商店街地域で、7つの商店街と3つの市場が集まり、450件以上の店が軒を連ね、周辺も合わせると約600店舗の商店があるといわれている。
昭和三年開設の諏訪山動物園が前身。昭和二十五年に開催された日本貿易産業博覧会(通称神戸博)の跡地・王子公園に、諏訪山動物園の動物を移して開園。現在、約200種・1000点の動物がいる日本有数の動物園。2頭のジャイアントパンダが人気。園内は桜の名所で、シーズンには夜間ライトアップされた桜の通り抜けも楽しめる。
昭和31年の第11回国民体育大会のメイン会場として誕生した競技場。第29回兵庫リレーカーニバル女子5,000メートルにおいて日本新記録で優勝した増田明美をはじめ多くの競技者に親しまれ、感動の舞台となった。平成15年4月から人工芝のフィールドに整備され、アメリカンフットボールの拠点として利用されている。
阪急急行電鉄(現在の阪急電鉄)は1936年、三宮に高架で乗り入れ、新線と旧線の分岐点に西灘駅(現王子公園駅)を設置。西灘駅と上筒井駅(もとの神戸駅)との間を上筒井線として存続。1940年に廃線に。その名残である分岐跡が駅の東側に。